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イッポンワラビ

イッポンワラビ（イワデンダ科）　但馬　扇の山方面
8月上旬
扇の山で種類がよくわからないで採ったシダが、博物館で見てもらってイッポンワラビであることがわかりました。
すごく柔らかい葉質が印象的です。
兵庫県では５０年ほど前に、おそらくこの地域で岩槻邦男先生によって一度採られたことがあるだけで、その後は現状不明の状態が続いていたシダです。西限は鳥取県の高鉢山あたりですがそこは現状不明となっているために、ここが生育が確認できる一番西になるようです。

今回採集した標本





大学の標本庫で確認した岩槻先生が1968年8月に採集されていた標本。
同じ扇の山の山域でしたが今回見つかったのとは別の場所での採集であると分かりました。
現地調査
9月下旬
シダに詳しい方達と一緒に再度現地に探しに行き、数か所を歩いた末にようやくまとまった株数の群落を見つけました。
私が8月に標本を採ったのは、そこから少し上流にある小群落の株であったと分かりました。
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